自分を知ってこそ次のやることがわかる。

山登りをするとき考える事と言えば、どんなことを考えますか?
- どのくらいの高さの山に登るだろう?
- 山の状態はどうだろう(岩場が多い、雪がたくさんある、クマが頻繁に出る、道が舗装されてない。マダニが頻繁に出る…etc)
- 山に持っていくものは?(登山靴、飲み物、食べ物、クマ用の鈴、ストック、…etc)
- 山登りに必要な体力はあるだろうか?
- 登山時間はどのくらい?
- ガイドは必要?一人で登れる?
というように山に登るだけでもこれらの準備や考えられることがあります。
これは運動をスタートする人にも運動に例えると同じことが言えます。
- 山の高さは⇒目標としているところを示します。(目標が高くなればなるほど山は高くなる)
- 山の状態⇒なりたい姿になるために「今」何が必要で、何が「足りない」か?考えます。
- 山に持っていくもの⇒運動靴や運動に必要な道具など、アクセスのしやすさなど。
- 山に必要な体力⇒なりたい姿に向けて臨める体なのか?(筋力、関節可動域、柔軟性など)
- 登山時間は?⇒なりたい姿になる為の運動期間など
- ガイドは必要?⇒ガイド=トレーナー。運動の仕方やどのくらいの期間がかかるかアドバイスします。
登山も運動も共通する点が「今」の自分に何が必要か?知ることです。
動画で自分の状態をセルフチェックしてみましょう。
今回はお家でできる5つの種目を動画でまとめました。
今回はこの5種目のエラー動作を1種目ずつひも解いていきましょう。
①オーバーヘッドスクワット

・腰が過剰に反ってしまう。⇒体幹部の不安定性。腹圧をかける運動が必要。
・腕が耳の横まで上がらない。⇒肩甲骨周辺の筋群の低下or大胸筋、広背筋の硬さあり。
・膝からスクワットしてしまう。⇒股関節の使い方がわからないor股関節周辺の筋群の硬さあり。
・深くしゃがみこめない。⇒足首の関節可動域及び組織(筋や靭帯)に問題ありor股関節、足関節、体幹の使い方に問題あり。※上記の原因はすべてではありません。
②体幹部、背中の筋力チェック
・四つ這いの姿勢がつらい⇒体幹部の不安定性。肩甲骨周辺の不安定性。
・腕が耳の横まで上がらない⇒肩甲骨周辺の筋力の低下、体幹部の不安定性による腕のコントロール不足。胸部筋肉の硬さあり。
・手を上げるとき腰が反る⇒体幹部の不安定性。※上記の原因はすべてではありません。
③プッシュアップ上肢-下肢の連動性
・上半身と下半身がばらついて上がってしまう⇒上半身と下半身の筋肉の出力のアンバランス。
・上体を起こすのに時間がかかる⇒体幹部の不安定性。
・腕がつらい⇒体幹部を使って上体を上げれてない。
④ももの裏柔軟性の確認(SLR)
・上げた脚が90°上がらない⇒ももの裏筋肉の硬さあり、ももの付け根(腸腰筋)の機能不全。
・上げていない脚が動いてしまう⇒ももの付け根の筋肉の硬さの可能性
・腰が反っている感じがする⇒呼吸機能不全、背中の筋肉の硬さあり
⑤胸の可動域確認

・90°以上捻じれない⇒捻じっているがわの腹部の硬さあり、対側の腰背部の硬さあり。
・軸がずれてしまう⇒腰背部に硬さあり
まとめ
いかがだったでしょうか。運動って一言で言っても簡単ではないのです。簡単なようで複雑だからこそ私たちにの体は自由に動かせれているんですね。評価ができたら実際にトレーニングしていきましょう!
